「著作権人格権」に注目が集まっている。
日本テレビ制作ドラマ「セクシー田中さん」では権利や改変の条件を示した契約書を制作開始前に結んでいなかったそうです。
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原作者の権利を守る「著作権人格権」
原作者の権利を守る契約を。
日本テレビ制作ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが死去した問題
で、作者の意に反して内容を改変されない権利である「著作権人格権」に注目が集まっている。
同ドラマでは権利や改変の条件を示した契約書を
制作開始前に結んでいなかった。
テレビ局は事前締結に難色を示すが
漫画家らの権利保護を訴える団体からは改善を求める声が上がっている
「セクシー田中さん」問題
「セクシー田中さん」を巡っては「必ず漫画に忠実に」という芦原さんの強い要望が文書などで共有されず、制作側との認識のずれが脚本を巡るトラブルに発展した。 日テレによると、漫画などのドラマ化では 「原作利用許諾契約書」を結ぶが、改変などについては細かく明記していない。集団で制作するドラマでは現場で内容が変わることも多いため 「契約書に落とし込めない」とし、今後は演出や意図を具体的に説明する「相談書」を導入するとしている。
日本フリーランスリーグ理事の高田正行さんによると
制作側に優位に働く悪い慣習に過ぎない、と指摘。同団体は漫画家やイラストレーター計570人にアンケートを実施。
出版社などの取引先とも契約書を締結していないケースが多数あり、締終した場合でも著作者人格権を行使しないように求められるなど、弱い立場に置かれている実態が浮かび上がった。
名誉会長の漫画家やくみつるさんは
国が「クールジャパン戦略」にマンガやアニメを使うなら、作品。生み出すクリエーターへの支援や制度を整えるべきと話す。(引用 山陽新聞)
まとめ
フリーランスの漫画家やイラストレーターが、弱い立場での契約をしている現状を知り、応援したいと思いました。
「著作権人格権」という言葉も知りませんでしたが、大手メディアでの放送時は、しっかりとした契約書をかわし、原作者の思いが伝わるドラマにしてもらいたいですね。
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